2014年04月06日

4月4日永眠

4日の夜9時過ぎに病院から電話がありました。
すぐに電話に出られなかったのですが、
不在着信を見た時に、ああ……と思いました。

院長先生、獣医さん仲間に意見を聞いて、
手術するつもりになってくれていたそうです。

最初に愛子ちゃんを診察した時、
「この手術は僕の仕事じゃない」と
おっしゃいました(外科専門医の仕事ということでしょう)。
困った顔の私を見て、
「やってもいいけど、知り合いにも相談して戦略たててからじゃないと」と
おっしゃってくださいました。
狂犬病ワクチン月間始まって、疲れていたところに
申し訳ない&有り難いことです。

骨の異常を持って生まれてきてしまって、
不運な子でした。
私は、側湾症という病気で背骨が曲がり、
小学校高学年〜中学生まで数年間
コルセットをつけて生活していました。
(成長するとゆがみがひどくなるので、成長がとまるまでつける必要あり)
プラスチックでできたギブスのようなもので、
腰から首までがっちり覆うコルセットなので、
夏は暑くてあせもができるし、セーラー服から
一部が見えてしまうし、とてもイヤでした。

愛子ちゃんの病気がわかったとき、
側湾症の治療を思い出しました。
私がつけていたコルセット以上にがっちりした
矯正器具が必要になります。
(胸を固いわっかで覆い、そこにワイヤーをつけて
肋骨や胸骨を引っ張るのです。皮膚をワイヤーが貫通するので、
感染症の心配もあります。
私の犬が足を骨折したとき、創外固定という方法で、
皮膚を貫通するピンを数ヶ月つけていたので、
手術の説明もすぐに意味がわかりました)

1歳前後までそれをつけたままになってしまうのは
辛いだろうな……と思いました。
手術を何回も受ける可能性もありました。
それでも、手術すれば助かる可能性があるなら、と
思っていましたが、辛い思いをするよりも、
天国でしばらくのびのび走り回って
また、生まれ変わってくるほうが
愛子ちゃんにとっては幸せなことかもしれません。

愛子ちゃんの肋骨・胸骨の形はしっかりと
私の手が覚えたと思います。
もし、今度同じような骨の異常を持った子が生まれたら、
生まれてすぐに異常に気付くことができると思います。
幸い、今生まれている子たちは、肋骨がしっかり膨らんでいて
へこんだところはありません。
愛子ちゃんのおかげで、子猫が生まれた時に
チェックすることがひとつ増えました。
(もう、この病気と無縁でいられますように……)

4月1日、病院に行く前に撮影した愛子ちゃんの写真がありました。
この撮影の時は、咳も頻繁ではなく、元気だったのです。
初期の肺炎か気管支炎で、抗生物質をもらえばすぐに咳も止まるだろう、と
思っていたのですが……。

P4015177.JPG

愛子ちゃん、また、うちの子に生まれ変わっておいでね。
posted by RIEN at 21:07| 愛子ちゃん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月01日

入院してしまいました

愛子ちゃん、入院につき、オーナーさん募集を保留にします。

今日の午前中、咳をしていたので、
肺炎かも、と病院に連れて行きました。
レントゲンの結果、肺炎ではなかったのですが、
「漏斗胸」であると診断されました。
はじめて聞く病名です。

院長先生も、このようなかたちの漏斗胸は初めてだそうです。
胸骨が内側に曲がっていて、
肺や気管を圧迫して、それで咳が出るようになったのだろう、ということでした。
重度、ということになるのでしょう。
肺炎ではないので、とりあえず帰宅しましたが、
帰宅後、様子を見ていると、呼吸が苦しそうで
開口呼吸になってしまったので、
再度病院に行き、酸素室に入院させました。

育たない可能性も高いし、治療するとしたら
胸骨・肋骨をワイヤーでひっぱって矯正する手術だが、
成功するかどうかわからないし、
院長先生が、先輩や友人獣医さんに相談して、
手術の方法を検討するところからスタートだと言われました。

最初に病院に行く直前、ごはんを食べたり
きょうだいとじゃれあったりして、とても元気でしたし、
病院の待合室でも、元気そうにしていたのですが……。

漏斗胸、はじめて聞く病名だったので
ネットで検索をしてみました。
猫、人間と体験談がいくつかありましたが
それほど多い症例ではないようです。
重度だと、院長先生がおっしゃったような手術が必要なこと、
呼吸困難になったら酸素室に入れれば
とりあえずは楽になるはずということなどがわかりました。

遺伝性、という記載もあったので、
気になって検索を続けましたが、
人間の場合でも、遺伝する場合とそうでない場合があるようで
遺伝するとして、どのような遺伝か不明の部分が多いようです。
(単一の因子なのか、複数の因子なのか、など)

遺伝疾患だとしたら、イネスの家系とジュリーの家系の交配で
もっと頻発していただろうと思います。
今のところ、リルケの子、海老蔵の子で
漏斗胸と診断された子はいませんし、
譲渡後に漏斗胸が判明したというご報告はありません。
原因不明の子猫死亡では、解剖もしていただいて、
漏斗胸だったことはないのですが、
今後、漏斗胸についても注意していきたいと思います。

現在、動物愛護法により、
子猫の兄弟姉妹両親に遺伝疾患がある場合は、
それを、オーナーさんにご報告することが義務付けられています。
(もちろん、遺伝疾患がある猫では交配しませんが)
漏斗胸、どういう扱いにしたらいいのかわかりませんが、
今回のリルケの子猫たちをご希望の方には、
愛子ちゃんが漏斗胸ということをお伝えすようと思っています。

愛子ちゃんの手術については、今後、院長先生とご相談ですが、
手術しなければ、成長に従って、肺や心臓が圧迫されて
育つことができないのは確実だろうと思います。
手術の方針が決まり、手術がうまくいって、
愛子ちゃんが、元気に、問題なく成長できるようになることを
祈っています。
せっかく生まれてきて、ここまで元気に育ってくれたのだから、
できる限りのことはしてあげたいと思っています。
まずは、手術まで、愛子ちゃんが酸素室で
無事に生きていてくれますように。

愛子ちゃんの治療中は、愛子ちゃんの写真の更新をしませんが、
兄弟姉妹は元気に成長中ですので、
近日中に成長記録を更新したいと思います。
posted by RIEN at 23:13| 愛子ちゃん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年03月30日

愛子ちゃん誕生♪

P2143803.JPG

愛子ちゃん誕生。

P2274135.JPG

↑2月27日

P3124222.JPG

↑3月12日

P3184335.JPG

P3184304.JPG

↑3月18日

P3234792.JPG

P3234797.JPG

P3234722.JPG

↑3月23日

とてもおとなしい、のんびりした子です。
やや警戒心強く、臆病なところがあるかもしれませんが、
とてもかわいいです。



posted by RIEN at 16:46| 愛子ちゃん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする