2014年04月01日

入院してしまいました

愛子ちゃん、入院につき、オーナーさん募集を保留にします。

今日の午前中、咳をしていたので、
肺炎かも、と病院に連れて行きました。
レントゲンの結果、肺炎ではなかったのですが、
「漏斗胸」であると診断されました。
はじめて聞く病名です。

院長先生も、このようなかたちの漏斗胸は初めてだそうです。
胸骨が内側に曲がっていて、
肺や気管を圧迫して、それで咳が出るようになったのだろう、ということでした。
重度、ということになるのでしょう。
肺炎ではないので、とりあえず帰宅しましたが、
帰宅後、様子を見ていると、呼吸が苦しそうで
開口呼吸になってしまったので、
再度病院に行き、酸素室に入院させました。

育たない可能性も高いし、治療するとしたら
胸骨・肋骨をワイヤーでひっぱって矯正する手術だが、
成功するかどうかわからないし、
院長先生が、先輩や友人獣医さんに相談して、
手術の方法を検討するところからスタートだと言われました。

最初に病院に行く直前、ごはんを食べたり
きょうだいとじゃれあったりして、とても元気でしたし、
病院の待合室でも、元気そうにしていたのですが……。

漏斗胸、はじめて聞く病名だったので
ネットで検索をしてみました。
猫、人間と体験談がいくつかありましたが
それほど多い症例ではないようです。
重度だと、院長先生がおっしゃったような手術が必要なこと、
呼吸困難になったら酸素室に入れれば
とりあえずは楽になるはずということなどがわかりました。

遺伝性、という記載もあったので、
気になって検索を続けましたが、
人間の場合でも、遺伝する場合とそうでない場合があるようで
遺伝するとして、どのような遺伝か不明の部分が多いようです。
(単一の因子なのか、複数の因子なのか、など)

遺伝疾患だとしたら、イネスの家系とジュリーの家系の交配で
もっと頻発していただろうと思います。
今のところ、リルケの子、海老蔵の子で
漏斗胸と診断された子はいませんし、
譲渡後に漏斗胸が判明したというご報告はありません。
原因不明の子猫死亡では、解剖もしていただいて、
漏斗胸だったことはないのですが、
今後、漏斗胸についても注意していきたいと思います。

現在、動物愛護法により、
子猫の兄弟姉妹両親に遺伝疾患がある場合は、
それを、オーナーさんにご報告することが義務付けられています。
(もちろん、遺伝疾患がある猫では交配しませんが)
漏斗胸、どういう扱いにしたらいいのかわかりませんが、
今回のリルケの子猫たちをご希望の方には、
愛子ちゃんが漏斗胸ということをお伝えすようと思っています。

愛子ちゃんの手術については、今後、院長先生とご相談ですが、
手術しなければ、成長に従って、肺や心臓が圧迫されて
育つことができないのは確実だろうと思います。
手術の方針が決まり、手術がうまくいって、
愛子ちゃんが、元気に、問題なく成長できるようになることを
祈っています。
せっかく生まれてきて、ここまで元気に育ってくれたのだから、
できる限りのことはしてあげたいと思っています。
まずは、手術まで、愛子ちゃんが酸素室で
無事に生きていてくれますように。

愛子ちゃんの治療中は、愛子ちゃんの写真の更新をしませんが、
兄弟姉妹は元気に成長中ですので、
近日中に成長記録を更新したいと思います。
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posted by RIEN at 23:13| 愛子ちゃん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする